J.Yokota Rod Maker | 横田ロッドブログ

J.Yokota Rod Maker(横田ロッド)です。ホームページはyokotarod.com。ウェブリブログから引っ越してきました。 本職のバンブーロッド製作はもちろん、 犀川、山岳渓流、海、北海道などの釣り 山菜、きのこ、温泉、焼酎・・・・・ などなど、できるだけ"マメ"に書き連ねていきたいと思います。 よろしくお願いします。

最終塗装が終わって2〜3日後にリールシートを装着して、ロッドは完成します。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

画像は12月17日アップの "2022福竿をやっとアップします" と同じですが・・・

25406883-2AB2-486F-875D-618C6EA313BD


スウェルバット部、サイン部
C3C42E7F-8847-4812-846D-DD98CE6D739B


ブランクはこんな感じです。
0189D631-A2D6-4CEA-87D6-F0674140D0A9


100段巻き、スタートはこんなに狭いです。
約10mmピッチです。
65DF1335-FB44-46E0-A758-A66DC612BDF6


    "2023 福竿" 告知ですが、
  1ヶ所だけ仕様を迷っています。
  明日か明後日、アップします。

      ご期待下さい!!

ラッピングが終わったら塗装に入ります。
横田ロッドでは全ての塗装はハケ塗りです。

こんな、ごく普通の平筆3〜5号を使います。
BD0FA860-F38D-4E06-BDBE-C6AC9F0CB59D


どんな仕事もそうですが、両手を使ってピリピリ作業している時に写真は撮れません。
ですから、作業中の画像がないんです。

「塗装」については、また余裕のある時に細かくアップしたいと思います。

そんな訳で、今回はリールシートに使うウッドスペーサー作りを書きます。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回は20年以上前に買ったカーリーメイプル
の "朽ち染み" のある部分、スポルテッドメイプルを使いました。
EDEF0020-C91A-4457-B1F6-ED1A6156362C


杢の出そうな部分だけ製材します。
2714C2E9-7D30-4906-9AA0-8B099A724F9D


これを、旋盤を使ってパイプ状に加工します。
この材の場合、これが大問題なんです。

虎目系、栃やタイガーメイプルは思った通りの目が出せます。
瘤系、花梨やメイプルバールもだいたい予想通りの杢が出ます。
ところが、この「朽ち染み」・スポルテッドは厄介です。
杢が面ではなく、線だからです。
あと1mm削ったら模様が消えてしまうこともあるます。
逆に凄く出てくることもあります。

  ・・・・・・・・・・・・

考えても仕方ないので、とにかく多めに削って、良いものだけつかいます。
C03FBAF2-325C-4A57-B0F6-F98BD587B28A


8本作ればいいんですが、そんなわけで、20本以上作りました。
0D8AF0EE-4729-40FC-BBB1-9DE230F0313B



旋盤で偏芯加工の大荒削りをした後は、
各ヤスリを使って手削りで仕上げます

これは同時に作っていた"バーズアイメイプル"ですね。
E8E122C7-3746-45A6-AF14-DF0F1CA4B2B7


この後は塗装に入ります
DBD23527-5810-486D-B8F5-F84FE0557C67


今回はメイプルですから、下塗りから仕上げ塗りまで4〜5回で仕上げます。
19C2E7A9-4774-4366-AFB7-61D35248124C


ロッドに装着すると、こんな感じ
5253E95D-FECD-4F75-86C5-B8897F674206


明日は仕上がったロッドについて、
簡単に書きます。

今日はコルクグリップ加工からです。 グリップに使うコルクリングは5〜6種類ぐらいにグレード分けされています。

横田ロッドのバンブーロッドに使うコルクは上から1〜2番目、5star〜florを使っています。
 次回からの仕入れはグーンと値上がりするそうで、気が重いです・・・

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 大体グレードごとに分けてあります D10E8275-757A-449A-BA6F-ABA5C2BB135B

5Aグレードのさらに上ランク。 25年くらい前の仕入れで、今では問屋さんでも手に入らないそうです。 3CD3D734-8812-44A6-A26C-931642848F13



 コルクリングをブランクに接着します。 09F33539-CB55-4603-A97E-A4B86A0936E8

接着剤硬化後、旋盤を使ってコルクグリップを加工します。 今回のグリップはシガー グリップを荒削り後、特製パテで穴埋めして 仕上げ削り。 グリップが完成します。 ED12BB91-B31E-4E4E-AC94-37A104B4EAC7

スウェルバットの時は シガータイプのグリップが多いし、 やはり似合うと思います。 94F29823-66FD-495D-8E8B-B219BA724A5B

最後のブランクのクセとり、拭き塗り、 乾燥後ラッピングに入ります。 0A58D066-9165-42D7-8894-FF689EF26520
この後は明日書きます。

↑このページのトップヘ