修理内容
・フェルール交換
・リールシート交換
キャップ&リング → スクリューロック
~~~~~~~~~~~~~~~~
ほとんど使っていないロッドです。
スペックは 7'6" #6/7 強烈です。
ほとんど使っていないのに、
フェルールのすり合わせがガタガタです。
オスフェルールのテーパーのつけ方がうまくありません。
差し込み口側(先端)の方が圧倒的に太い!
これではフェルールを入れれば入れるほどガタが出ます。
通常使っていて、こういう風には減りません。
新品時からこうだったと思います。
画像をクリック・拡大して見ていただければわかりますが、
フェルール差し込み部の
下の方は艶消し(梨地)になっていますが、
上半分くらいは光っているでしょ。
これは下部のピンポイントしかメスフェルールの
内側とこすれていないということです。
上半分とメスフェルール内側にはすき間がある。
ということです。
ですからフェルールを差し込むと、メスフェルールの
口金とすき間のあるオスフェルールがカチカチ音を
たてるんです。
微かな音程度でしたら、髪の毛を2~3本はさめば
音も止まりますし、使っていても問題ありません。
でも今回はそんなレベルじゃありませんでした。
ここから作業風景です。
~~~~~~~~~~~~~~
見かけを同じにするため、
寸法を測って、おおまかな
設計図を書きます。
さあ、これを外します。
通常フェルールにガタつきが出た場合は
フェルールとブランクの接着も剥がれかけていることが
ほとんどです。
ですからちょっと熱をかければ、大抵は
簡単にフェルールは外れます。
が、今回は新品に近い状態。
ちょっと熱をかけて接着剤を溶かして外そうとしても
ビクともしません。
こういうときは絶対に無理をしてはいけません。
熱をかけすぎてブランクを焦したら "パ~" です。
フェルールを引き抜く時、力が入ってブランクを
曲げてしまっても "パ~"
こういう時は旋盤を使います。
フェルールだけを慎重に削ります。
薄く、薄く何回もバイトを当てて・・・
だいぶ削れて薄くなってきました。
ここからは残ったフェルールに浅く切れ目を入れ
プライヤーでらせん状に引っ剥がします。
こんな感じでフェルールが剥がれます。
火が入っていないので、ブランクの色が
変わっていません。
これ1本だけをやっていると効率がわるいので、
通常のヨコタロッドのフェルール関係の仕事に
合流します。
作ったフェルールの寸法を確認します。
接着剤やら凸凹を慣らすため
ブランクを元の寸法より0.1mm細く削ります。
フェルールを接着します。
手前2本です。
接着翌日、すり合わせします。
フェルール関係はここまで。
黒染めをして、あとはラッピング~塗装です。
お次はリールシート交換です。
~~~~~~~~~~~~~~~~
旋盤に通すためストリッピングガイドを外します。
ウッドのリールシートはチョチョイのチョイとは外れません。
これまたフェルールを外す時と同じく、
旋盤を使い慎重に削り落とします。
これから着け直すベリンジャーのダウンロック・スクリューが長いため、
ウッドだけでなくコルクもちょっと落とします。
新たに使うリールシートの内径に合わせ削ります。
これが入って
こんな感じになります。
~~~~~~~~~~~~~
2トップ(フェルール)修理完成
7'6" とはいえ、#6/7と強烈で、ついつい振り回したくなってしまう、このロッド。
スクリューロックのほうがリールの緩みがなく
圧倒的に具合がよく安心だと思います。
外したストリッピングガイドも着け直して
ロッドは完成です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
絶対に失敗できない”よそ様のロッド”なので、
ピリピリと神経質に作業をすすめました。
でもけっこうこの”緊張感”が好きなんです。
・フェルール交換
・リールシート交換
キャップ&リング → スクリューロック
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ほとんど使っていないロッドです。
スペックは 7'6" #6/7 強烈です。
ほとんど使っていないのに、
フェルールのすり合わせがガタガタです。
オスフェルールのテーパーのつけ方がうまくありません。
差し込み口側(先端)の方が圧倒的に太い!
これではフェルールを入れれば入れるほどガタが出ます。
通常使っていて、こういう風には減りません。
新品時からこうだったと思います。
画像をクリック・拡大して見ていただければわかりますが、
フェルール差し込み部の
下の方は艶消し(梨地)になっていますが、
上半分くらいは光っているでしょ。
これは下部のピンポイントしかメスフェルールの
内側とこすれていないということです。
上半分とメスフェルール内側にはすき間がある。
ということです。
ですからフェルールを差し込むと、メスフェルールの
口金とすき間のあるオスフェルールがカチカチ音を
たてるんです。
微かな音程度でしたら、髪の毛を2~3本はさめば
音も止まりますし、使っていても問題ありません。
でも今回はそんなレベルじゃありませんでした。
ここから作業風景です。
~~~~~~~~~~~~~~
見かけを同じにするため、
寸法を測って、おおまかな
設計図を書きます。
さあ、これを外します。
通常フェルールにガタつきが出た場合は
フェルールとブランクの接着も剥がれかけていることが
ほとんどです。
ですからちょっと熱をかければ、大抵は
簡単にフェルールは外れます。
が、今回は新品に近い状態。
ちょっと熱をかけて接着剤を溶かして外そうとしても
ビクともしません。
こういうときは絶対に無理をしてはいけません。
熱をかけすぎてブランクを焦したら "パ~" です。
フェルールを引き抜く時、力が入ってブランクを
曲げてしまっても "パ~"
こういう時は旋盤を使います。
フェルールだけを慎重に削ります。
薄く、薄く何回もバイトを当てて・・・
だいぶ削れて薄くなってきました。
ここからは残ったフェルールに浅く切れ目を入れ
プライヤーでらせん状に引っ剥がします。
こんな感じでフェルールが剥がれます。
火が入っていないので、ブランクの色が
変わっていません。
これ1本だけをやっていると効率がわるいので、
通常のヨコタロッドのフェルール関係の仕事に
合流します。
作ったフェルールの寸法を確認します。
接着剤やら凸凹を慣らすため
ブランクを元の寸法より0.1mm細く削ります。
フェルールを接着します。
手前2本です。
接着翌日、すり合わせします。
フェルール関係はここまで。
黒染めをして、あとはラッピング~塗装です。
お次はリールシート交換です。
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旋盤に通すためストリッピングガイドを外します。
ウッドのリールシートはチョチョイのチョイとは外れません。
これまたフェルールを外す時と同じく、
旋盤を使い慎重に削り落とします。
これから着け直すベリンジャーのダウンロック・スクリューが長いため、
ウッドだけでなくコルクもちょっと落とします。
新たに使うリールシートの内径に合わせ削ります。
これが入って
こんな感じになります。
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2トップ(フェルール)修理完成
7'6" とはいえ、#6/7と強烈で、ついつい振り回したくなってしまう、このロッド。
スクリューロックのほうがリールの緩みがなく
圧倒的に具合がよく安心だと思います。
外したストリッピングガイドも着け直して
ロッドは完成です。
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絶対に失敗できない”よそ様のロッド”なので、
ピリピリと神経質に作業をすすめました。
でもけっこうこの”緊張感”が好きなんです。