今月は、製作ロッドも修理ロッドも高番手。
長さ7'9~11'6"、ライン#5~#9・・・強烈です。
けっこう力仕事なので、
朝ほっぺたをたたいて、「よし、やるど!」
と仕事に入ります。


11'6" #7/8/9 犀川用ダブルハンド製作をチョロっとUPします。

ダブルハンドは、真ん中の太いので作ります。
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左側のも#5ロッド用で太いんです。ダブル用がいかに肉厚か・・・
いかに繊維が太いか・・・
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ここまで厚いと、曲げ伸ばしがたいへんなので、
カンナをかけて、余分な肉を落としてから作業します。
左3本は割っただけのものです。
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一気に仕事が進んでいますが・・・↓↓↓

手前が8'9" #5/6
奥が11'6" #7/8/9 ダブルハンド
塗装直前です
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もう15年くらい前でしょうか、ライン#8と#1のロッドを同時に作ったことがありました。
ブランクになって振り比べた時
あまりの強さの違いに感覚が・・・”手の感覚”がおかしくなってしまって、
「本当にこれで#1か?、これで#8か??」
とすご~~~く不安になって、ビビったことがあります。
マイクロメーターで細かく測ったことを思い出します。

あれから、ライン#1など、極々繊細なロッドと
高番手はいっしょに作らなくなりました。
その方が”カン”も働くのです。

どうして、今月「高番手強化月間」としたのか?
ヒゲナガの釣りを楽しみにされているお客さんに連休前に納品するためと、
来月は納期の関係で「低番手強化月間」にしなければならないからです。


6'3" #1  3pc、矢竹の4pcなど、極々々繊細なロッドを作ります。

高番手の「準備運動してから・・・・」って感じの気合を入れた仕事。
低番手の「ピリピリした緊張感」の仕事。

どっちも面白いんです。