Paul H.Young Perfectionist 7’6″
の組み立てです。
レンコデラー氏からブランクと部品で購入し、
組み立てて使っていたロッドを
バラシたものを購入したので、再組立てしてほしい。
とのこと。
なんだかよくわかりませんが、やります。
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フェルールが気になります。
外したガイドも付いてました。
塗料を拭き取り、再使用します。
ブランクの汚れ、残った塗料を拭き取り、
大体のクセを取って、作業開始。
まずはグリップを作ります。
ヨコタロッド、今月の分と同時進行です。
中削りが終わり、パテ埋めしたところ。
ヤングは下から2番目。
オールコルクグリップです。
オールコルク、リング&リングです。
パテを落とし、リール面の面取りをして、
またパテ埋め・落とし。
予め黒塗りしておいたリングを合わせて
グリップは完成です。
さて、次はラッピングです。
ここで問題がありました。
以前のオーナーさんはけっこう使い込んだのでしょう。
外したガイド跡が、まるで水着跡のようクッキリ残っています。
(写真撮り忘れました)
バットの第一ガイドなどは位置もちょっと違うと思うんですが、
「水着跡」が丸出しになってしまうので、変えられません。
また、ラッピング幅もすごく広いのですが、これもまた水着跡が
目立ってしまうので、あまり狭くできません。
よく見ればちょっと白い跡が見えます。
この程度が限界です。
フックキーパーは作りました。
トップの第一ガイド付近です。
ここにスプライス修理跡があります。
危ない治し方なので、補強巻きをしました。
ラッピングが終わり、塗装に入ります。
お客様のご希望で、
「クラシック感」 を大事に薄塗りでいきます。
いつものヨコタロッドより、感覚ですがブランク部は3割ぐらい薄塗り。
ガイド部はだんだん糸目がハッキリ出てきて、
「透けてんだか透けてないんだか・・・」の
あのクラシックロッド独特雰囲気に
なるように仕上げます。
これが半年、1年もすると太い糸目がハッキリ出てきます。
リング&リング
裏の黒は落としてあります。
コルクが真っ黒にならないようにです。
こんな感じです。
お客様にも喜んでもらえました。
強いロッドなので、けっこう使う場所は
考えちゃうと思いますが、
しっかり作ってありますから、
ガンガン使ってください。