J.Yokota Rod Maker | 横田ロッドブログ

J.Yokota Rod Maker(横田ロッド)です。ホームページはyokotarod.com。ウェブリブログから引っ越してきました。 本職のバンブーロッド製作はもちろん、 犀川、山岳渓流、海、北海道などの釣り 山菜、きのこ、温泉、焼酎・・・・・ などなど、できるだけ"マメ"に書き連ねていきたいと思います。 よろしくお願いします。

カテゴリ: バンブーロッド・製作

今朝はNHK「江」の総集編に見入ってしまって仕事に取りかかるのが遅れてしまいました。


まずは竹割から。
まっ二つにナタで
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さらに細かく
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裏節を落として
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トップ用は約5,5ミリに
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この竹は31本に割れました。
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NHKはずるいです。朝のニュースが終わってすぐ、
7時20分からいきなり「江」の総集編です。
一度見てるのに・・・・・また観ちゃった

終われば9時10分。  年末だから、マァいいかと、言いながら、
曲げ伸ばし作業まで行くつもりが、竹割りさえも終わりませんでした。

本日、仕事納めの予定でしたが、
明日(大晦日)もやります!

2012「福竿」詳細は→http://yokota-rod.com/

本日夕方から「福竿」の製作開始です。




まずは竹の選定。

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現在ウチには1988年から2007年まで、4世代、約200本のトンキンケーンがあります。


今回は2003年仕入れの竹にしました。



ちょうどここで「山のファーブル君」のオヤジが来ました。


ちょっと話し込んじゃったため、「節合わせ」の写真を撮り忘れました。



切りそろえられたトンキンケーン

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今回の節合わせは「3スタックド」です。よ~く見ると節がそろってるでしょ!



スパイラルと違って、3スタックドの場合、


ヨコタロッドでは通常複数の竹を組み合わせます。


ですから竹選びにはけっこう時間が掛かります。



複数の竹を使うのは、1本の竹から3スタックをやろうとすると、


6角ロッドの場合,


「3の倍数あるいは6の倍数」で割れなかった分は


その時に使えない。(歩留まりが悪い)


と、できるだけ多くの竹を混ぜたほうが、アクションにバラつきが出ない。


と考えるからです。



さて、明日30日は夕方お客様が遠くからいらっしゃいます。


それまでに「竹割」→「曲げ伸ばし」   


頑張るぞ!!!



2011「福竿」詳細は→http://yokota-rod.com/


ラッピングも3日目ともなると、ちょっと飽きてきます・・・

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ラッピング時のテーブル
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今はなきグディブロなど
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Pac Bayなど
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ゴッサマーなどなど
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巻いたばかりのシグネィチャーラップ
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ヨコタロッドの段巻きは「100段(以上)巻き」です。
このぐらい巻かないと「段巻き!」という気がしません。

ロングロッドに段巻き、さらにシグネイチャーラップとなると150段くらいになることも珍しくはありません。
今回は段巻きとシグネィチャーラップのロッドが多いので、時間がかかることは予想していましたが、
さすがに3日目ともなると精神的にグッタリです。
でも、仕上がると気持ちイイんです。

天気さえ良ければ、これで塗装入れて「釣り!」というのが
ヨコタロッドのいつものパターンです。

段巻きロッドのEXティップを作るのは(ラッピングするのは)けっこう大変です。

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特にヨコタロッドは100段巻き。ティップセクションで60~70段くらいになります。
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EXティップは最初の1本目のティップに合わせて段をつけていくので、すごく時間がかかります。
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ロッドは2009年の福竿 "Verdurous Special" 6'6" #3 でした。
大変だけど、出来上がるとすごく気持ちイイっす。

○○○と" Yagaijyuku 2011 "のラッピングをしました。

" Yagaijyuku 2011 "   
気合を入れて、100段巻きにしました。
まだ巻いただけなので、水色で、雰囲気が違いますが、
スレッドカラーは「信濃おおまち野外塾」の実釣会場の高瀬川カラー
塗装すると
「ちょっと青っぽい、何とも言えない淡いグリーン」になります。

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○○○です
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シグネイチャーラップのような飾り巻を入れました。
フックキーパーのような「紐通し穴」

折れたロッドっぽいような気も・・・

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